2026年10月7日号  13面 掲載

立上がり介助ロボ発売 介護事業者が自社開発

2026年10月10日

住宅型有料老人ホームや小規模多機能型居宅介護事業所などの運営を手掛けるあいネット(奈良県天理市)は、立ち上がり介助ロボット「すくっとたてる」の量産試作機を発表した。10月14日より医療機関や介護事業所などからの注文を受け付ける。価格は1体270万円(税別)。リースにも対応する。発注先への納入開始は来年2月を予定。

 

同社は2002年に訪問介護事業者として創業。当初から「『力を入れない』『抱えない』『持ち上げない』介護」を心がけており、人間の身体的特性を科学的に分析した独自の介助メソッドを考案。

 

また、中川裕晴社長が以前は大手メーカーで技術者として勤務していた経験を活かし、23年11月より利用者の立ち上がりを介助するロボットの開発に着手。24年8月に試作機を、25年9月にデモンストレーション機を完成させていた。

 

 

立ち上がり動作の一例

 

 

今回受注を開始した「すくっとたてる」は、単に「持ち上げる」「運ぶ」を目的とした従来の介助機器とは異なり、自力での立ち上がりを促すことで、自立支援の機会創出とリハビリテーション効果の両方が期待できるのが特徴。

 

 

あいネット 中川裕晴社長

 

 

「ロボットの動きそのものが、立ち上がり介助時の介護スタッフの正しい身体の動きを示すお手本になります。スタッフの身体負担の軽減につながるなど多くの効果が期待できます」(中川裕晴社長)

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