2026年7月15日号
養成校のサテライト化議論 定員割れや課程廃止背景に/医療職確保検討会
2026年7月21日
厚生労働省は7月6日、「医療関係職種の安定的な養成・確保に関する検討会」の第3回会合を開催。医療人材を育てる学校養成所の運営や養成課程のあり方について議論した。少子化を背景に多くの養成所で定員割れや課程廃止が続く中、教育の質を維持しつつ運営を効率化する方策として、遠隔授業や複数校を一体運営する「サテライト化」の活用が焦点となった。
多くの医療関係職種養成所は、収入を学生納付金に大きく依存する一方、支出の大半を人件費が占める。学生数の減少が経営を直撃する構造的な課題を抱えており、教員の業務負担増大も深刻化している。
こうした状況の打開策として、遠隔授業やサテライト校の活用が期待される。例えば、3校がそれぞれ専任教員を配置していた体制を、1つの本校と2つのサテライト校に再編すれば、教員配置を効率化できる。
委員からは同施策の推進を求める声が上がった。一方で、「実験・実習の質をどう担保するのか」「サテライト校での教員配置が手薄になるのではないか」など、教育の質を維持できるか懸念する意見が相次いだ。また、実習のために本校へ通う学生への経済的支援や、サテライト校への補助金を手厚くする必要性を求める声も出た。
社会人など多様な人材の参入を促すための養成課程のあり方も論点となった。
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