2026年7月22日号 12面 掲載
エナクティック、NVIDIAとの連携強化 フィジカルAIの開発加速
Enactic(エナクティック/東京都新宿区)は、AI半導体の世界的企業であるNVIDIAが主導する次世代AI開発のための国際的な連携プロジェクト「Cosmos Coalition」に参画したことを発表した。
このプロジェクトは、AIがコンピューター内での計算だけでなく、現実世界で状況を理解し、ロボットを通じて実際に作業できるようになる「フィジカルAI」の開発を加速させることを目的としている。Enacticは、この最先端技術を介護現場で活用するため世界のトップ企業と協力していく。
同社はこれまでもNVIDIAと協力しAIを搭載した人型ロボットの介護現場での実用化に向けた開発を進めてきた。具体的には、AIが人間の言葉による指示を理解し、視覚情報に基づいて行動する技術(「NVIDIA Isaac GR00T」モデル)の実用化を目指している。すでに、枕カバーの交換、掃除や洗濯の補助、食事の配膳・片付けといった具体的な業務で、その性能と安全性を検証している。

介護業界からの注目も高まる
今回のプロジェクト参画を通じて、日本の介護施設の「現場の声」や実際のデータを、最先端のAI開発プロジェクトに反映させていくとしている。
同社は今年に入って、介護事業者の大手・中堅企業80社(4月時点)と開発協力に関するMOU(基本合意書)を締結している。また、山本泰豊社長は8月4日から開催されるオンラインセミナー「介護経営サミット」(高齢者住宅新聞主催)に登壇予定。最新技術や介護におけるフィジカルAIの可能性などについて講演予定だ。











