2026年9月9日号 11面 掲載
「ミラブル」ヤマダ店舗で 高齢者の住環境提案強化 ヤマダHD
ヤマダホールディングス(群馬県高崎市)は、高齢者が安心して暮らせる住環境の提案を強化する。その第1弾として8月、サイエンス(大阪市)が開発した入浴装置「ミラブル アシストバス」の販売を開始した。高齢者施設など法人向けに展開し、今後は在宅で暮らす高齢者の住環境を支える商品企画・開発も進める。
「ミラブル アシストバス」は、浴槽内に生成するマイクロバブルを活用し、つかることで全身を洗浄できる入浴装置。顔や髪など湯につからない部分は、ウルトラファインバブルを吐水するシャワーヘッド「ミラブル」で洗浄する。浴槽にはドアを設け、またぐ動作や身体を支えながら洗身する工程を減らすことで、利用者の安全性向上と介助者の負担軽減を図る。

店舗で入浴機器を紹介するリフォーム事業部の重延誠部長
ヤマダHDは2026年2月から、サイエンスの「ミライ人間洗濯機」を取り扱い、LABI池袋本店で展示・体験会を実施してきた。今回、その技術を活用した同製品の販売を開始した。「高齢化が進む中、当社では高齢者向けの商品企画・開発を重点分野の1つに位置付けており、今後も高齢者が快適に過ごせる住環境の提案を広げていきたい」と話すヤマダデンキリフォーム事業部の重延誠部長。
在宅介護での活用も視野
同社は全国に直営947店舗を展開しており、このうちリフォーム売場と法人部門を併設する約120店舗を中心に同製品を順次展開。法人部門が持つ介護施設や関連企業とのネットワークも活かし、導入を提案していくという。
第2弾では、ツクイ(横浜市)と共同開発した予防型リフォームブランド「YELLONE HEART(エールワン ハート)」を同じく8月に発表。その第1号として、ツクイの理学療法士が監修した戸建て用バスリフォームパックの店頭販売も開始した。
さらに第3弾として、「ミラブル アシストバス」を一般住宅に導入するプランも検討する。寝室の近くにトイレと浴室を設けるなど、在宅介護を想定して生活動線を短縮し、高齢者本人と介助者双方の負担を軽減する住環境を構想している。
サイエンスの大槻直史専務は「ヤマダHDの高い認知度に加え、リフォーム事業にも力を入れている点に期待している。幅広い顧客接点を活かし、アシストバスによる介護負担軽減をより多くの人に伝えていきたい」と話す。










