2026年8月5日号 14面 掲載
歯科衛生士の充足目指す 滋賀県で新規プロジェクト
2026年8月5日
一般社団法人草津栗東守山野洲歯科医師会( 滋賀県守山市)は、歯科衛生士不足の解消に向け「歯科衛生士が輝ける地域づくりプロジェクト」を開始した。
2024年時点の全国の歯科衛生士国家資格保有者数は32万1241人。しかし、実際に歯科診療の現場で就業しているのはその半数以下の14万9579人にとどまっている。
就業していない歯科衛生士が多い理由としては、女性が多い職種であることから出産や育
児、介護などライフステージの変化による離職が考えられる。
また、滋賀県では、大阪や京都など近隣府県の歯科衛生士養成校に進学し、そのまま地元に戻らないケースが多いという事情がある。
今回スタートしたプロジェクトは、地元で働く歯科衛生士を増やし、口腔ケアを適切に受けられる環境を整えることで、住民の健康寿命延伸を図るのが狙い。
SNS等の発信強化
具体的な取り組みは、
①中高生やその保護者層に向け、歯科衛生士の仕事の魅力などの各種SNSでの発信
②歯科衛生士養成校への進学を後押しするための情報提供強化
③滋賀県が実施する、歯科衛生士を目指す学生が対象の「修学応援資金制度」の周知
④離職者の復職・定着支援、
⑤歯科医院の労務環境の改善
の5点。
同会では「近江商人に根付く『三方良し』の理念に基づいて、患者、歯科衛生士、地域医療それぞれにメリットが出るように取り組んでいく」とコメントする。
関連キーワード










