高齢者住宅・施設運営居室数ランキング

福祉施設・高齢者住宅定員数ランキング2025

20250820-1透

 

ファンド・金融勢力 台頭

2025年版「福祉施設・高齢者住宅定員数ランキング」。前回ランキング以降、業界では事業運営コスト上昇に加え、一部事業者による介護報酬の不適切な受領という問題を契機に、高齢者住まいのサービス提供のあり方を巡る議論が活発化するなど、多くの課題が噴出した1年だった。ランキングの結果を紹介しつつ、注目企業の戦略を深掘りし、業界の最新動向を探る。

 

 

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大手・中堅、再編加速/保険外サービスに活路

トップ3の動向を見ると、1位はSOMPOケア(東京都品川区)で、棟数・定員数は昨年からほぼ増減なし。だが、介護サービスの「オペレーター」事業については施設・在宅ともに供給力を強化する方針だ。

 

2位の学研グループ(同品川区)は「学研版地域包括ケアシステム」の構築を進めつつ、その一翼を担う訪問介護人材の確保を重視。特定技能人材を積極的に採用する姿勢を示す。

 

3位のベネッセスタイルケア(同新宿区)はテクノロジーを前提としたオペレーションを組み込むセンシングホームといったDXを推進。さらに冷凍介護食事業や人材プラットフォーム事業などで現場支援を強化している。

 

4〜8位の顔ぶれも変わらないが、6位の創生会グループ(福岡市)はM&Aに積極的で、今年3月には東海地方で総定員数819名のひまわりケアグループ(愛知県愛西市)を買収した。

 

中小法人の動きも活発だ。
89位の元気な介護グループ(札幌市)、103位のメディカル・ケア・プランニンググループ(東京都江戸川区)、159位のクラーチ(同千代田区)もこの1年でM&Aを実施。建設コスト上昇や人材不足の深刻化を背景に、M&Aで規模拡大を図る法人が増えている。

 

 

 

    

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注目の2025年最新 500位ランキング 特集記事は2025年8月20日号に掲載

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