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HOMEガイドCase3:両親共に元気だが90代。いざという時に備えておきたい

STEP 01

Case Study こんなときどうする?

Case

03

両親共に元気だが90代。いざという時に備えておきたい

どんなに元気で自立していても、80代・90代の高齢者は、ちょっとしたケガや病気をきっかけに急に介護が必要になることがあります。このため、早めの住み替え準備が必要です。

何かある前に施設に住み替えてもらいたい

斎藤将司さん(65歳)の両親は、ともに90代の後期高齢者。父の治三郎さん(95歳)も母のスミさん(90歳)も、いまだに実家で自立して、夫婦で元気に生活をしています。

とはいえ、さすがに90代ともなると、健康だとはいえ日常生活ではいろいろと不安があるようで、息子の将司さんが資金を援助し、室内をバリアフリーにするなどしてきました。

その上で、今後、遠くない将来には、父や母に本格的な介護が必要になるだろうと考えた将司さんは、両親の施設への住み替えを考えています。父から受け継いだ会社を経営している将司さんは、住み替えに関して資金的な心配はないのですが、両親をどう説得するのかについて悩んでいますることが条件となるでしょう。

どうすれば解決できる?

将司さんは、住み替えに関する資金面での心配はないとのことなので、まずは両親のライフスタイルや求める生活の質などをよく聞き取り、その上で住み替えの必要性をていねいに説明することから始めましょう。

資金面の心配がないということであり、両親とも高齢ながら健康で自立しているということなので、自立型の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅への住み替えを検討してみてはいかがでしょう。これらの高齢者施設ではマンションタイプの広い居室があり、夫婦そろって同じ居室で、今までと変わりない生活が継続できることも大きな魅力です。

ただし両親とも高齢なので、病気や介護に備えて確かな医療連携や看護体制、24時間の介護体制を整えていることが条件となるでしょう。

状況ポイントと対応策

  • 夫婦(治三郎さん、スミさん)とも元気だが、かなり高齢
  • 富裕層
  • 息子(将司さん)は将来を考え、住み替えを説得しようとしている

対応策

  • 住み替えについて、ていねいに説明すること
  • 広い居室のある自立型有料老人ホームやサ高住への住み替えを提案
  • 同世代との交流やサービスによる安心で、自宅より快適に過ごせることを伝える