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手元の資金を確認

年金収入はもちろん、土地や家屋、有価証券や貯金など、今、自分にどれくらいの資産があるのかを、まずは正確に把握しておくことが重要です。

保有する資産の額を確認する

高齢者施設への入居を考える場合、最初にやるべきことが、手元の資金のチェックです。今、自分や配偶者がどれくらいの資金・資産を持っているのか? そして今後、どれだけの収入があるのかについて、できるだけ具体的に把握しておきましょう。

まずは、自分や配偶者の保有する資産について確認します。土地、家屋、有価証券、預貯金、生命保険などについて、具体的な金額を洗い出して合計し、自分たちが現時点で、どれくらいの資産を持っているのかを把握してください。

土地や家屋については、不動産業者に相談をしたり、インターネットなどで近隣の土地や家屋の売買価格を調べるなどして、売却した場合のおおよその相場を調べておくと良いでしょう。

年金を中心とした月々の収入

保有する資産と併せて確認しておきたいのが、今後の定期的な収入です。基本となるのは国民年金や厚生年金などの年金額。年金以外に定期的かつ長期間にわたって継続する収入のある場合は、それも定期的な収入としてカウントしましょう。

年金については、その人が亡くなるまでに受け取る金額について、極端に大きな受給額の変動はないと思われます。しかし、夫婦の場合は、ひとりになったときの年金額がどう変化するかを想定した上で、資金計画を立てなければなりません。年金以外の収入についても、将来に向けてどのように変化するのかについて考慮しておくことが必要です。

支出も確認しておく

資金のチェックと合わせて、生活費以外に絶対に必要な公的な支出も確認しておくと良いでしょう。たとえば介護保険料は、すべての人の加入が法律で決められており、65歳以上の人も第1号被保険者として定められた額を納めなければなりません。また、高齢者施設入居後も、自宅を売却や相続しない場合、固定資産税の支払いが発生します。

このように、所有する資産・資金の合計額と今後支払いが必要な金額を明らかにすることで、高齢者施設入居に使える金額(予算)や、その後の生活に使うことのできるおおよその費用を把握することができます。

まず入居の元手を洗い出す!

保有資産

  • 土地、家屋、有価証券、預貯金、生命保険など
    ※土地や家屋は、現時点での相場を確認する

月々の収入

  • 年金、その他高齢者施設に入居後も継続する収入